ドント・ブリーズ

ドント・ブリーズ

『ドント・ブリーズ』(原題:Don't Breathe)とは、2016年3月に公開されたアメリカのホラー・スリラー映画。監督はフェデ・アルバレスが務めた。ある若い3人組が、金欲しさに盲目の老人の家に忍び込む。しかしその家に済む盲目の老人は、最強の元軍人だった。少しの気配・物音にも反応する老人は、3人組を家に閉じ込めて彼らを殺そうとする。「音を出したら殺される」という若者3人組の恐怖と緊張感が画面越しに伝わり、視聴者から高く評価された。

NNN3のレビュー・評価・感想

ドント・ブリーズ
9

スリラーシチュエーションの傑作

この映画はシチュエーションスリラーの傑作として、海外や国内でも話題になった映画です。

主人公たちは泥棒で、とある盲目の老人の家の中でお金を盗もうと企むのですが、実はその老人は元軍人で素手で人を殺せる能力を持っており、主人公たちは逆にその老人に追い詰められていくというシチュエーションを主軸にストーリーがどんどん進んで行きます。
主人公が泥棒で、犯罪者という設定もなかなか斬新な切り口ではないでしょうか。
ちなみに盲目の老人を演じている役者はスティーブン・ラングという方で映画「アバター」などにも出演しています。スティーブン・ラングはこの役作りのために体を鍛え上げ、元軍人という設定が体を見ただけで分かるようにムキムキの状態に仕上げているのもすごいです。

この映画の大きな魅力というのは、主人公たちが音を出すと老人に気づかれるため、ずっと音を立てないように慎重に行動しているという部分です。この緊張感が約1時間半もの間続くため、観客である私達にもその緊張感が伝わり、驚かせるシーンでは本当に心臓が飛び出るくらい驚かされます。
ホラー映画は好きだけど、モンスター系や悪魔系には飽きてしまったという方には、このドント・ブリーズという作品を自信をもってお勧めできます。