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悲劇のニュータイプ:カミーユ・ビダンの魂が宇宙をかける!
「機動戦士ガンダム」の作品設定から7年後の宇宙世紀0087年。
一年戦争でジオンに勝利した地球連邦軍は 、ジオン残党狩りを目的としたエリート部隊「ティターンズ」を創設。しかし、その権力拡大に危機を感じ同じ連邦内でエウーゴを結成して対立を深めていく。かつての“赤い彗星”の異名を馳せたシャアは偽名を名乗りエウーゴに参加し、サイド7で極秘訓練中のガンダムMk-Ⅱの奪取作戦の最中にニュータイプの可能性を秘めたナイーブすぎる少年カミーユとの出会う。自分の名前にコンプレックスを持つカミーユだが、両親の死や幽閉されていた英雄アムロとの共闘、そして強化人間フォウとの淡い恋心、新型可変MS「Zガンダム」への搭乗などいつしかエウーゴの主力として戦うようになる。そして戦局は火星から地球圏に飛来したジオン残党のアクシズが途中参戦など混迷を深めていく。決戦兵器コロニーレーザーを巡る戦いで最大の敵シロッコに立ち向かうカミーユに戦死した仲間たちの魂が手を貸すのであった。ここから先、1985年のTVシリーズではカミーユは最後に精神崩壊を起こすが、21世紀にリメイクされた劇場版ではヘルメットは破損するも無事にエンディングを迎えるなど、異なる結末が用意されて賛否両論を巻き起こした。