タイトルなし
アメコミを原作とする遺伝子操作で人間のような知能とパワーを手に入れた4人の亀達の活躍を描くヒーローアクションものの実写映画化作品で、90年代にも3部作が制作されましたが、2010年代に入り、トランスフォーマーでお馴染みのマイケル・ベイ監督の手により新生され2015年に公開されました。
かつての実写版では技術的な面からタートルズは着ぐるみで表現されましたが、本作ではモーション・キャプチャーで描写され、皮膚などがよりリアルになっていますが、映画を観てみるとあまり生々しさは感じず、ティーン・エイジャーのタートルズの愉快な掛け合いから実に親近感がわく形で描かれていて、好感が持てます。
また、90年代の作品としては対照的にタートルズの4人の個性を明確に表現し、改めて対立や絆を強調していたのも印象深いです(特にムードメーカーのミケランジェロのお喋りが楽しい笑)。
本作最大のヴィランにしてタートルズの敵でも有名なフット軍団の首領・シュレッダーは日本人で驚きましたが、アーマーを着込んだ姿が監督効果か、ちょっとディセプティコンを思い出させました(笑)。
本作はストーリー的にはシンプルで他のアメコミ作品よりもやや深みを欠く印象がありますが、全編に渡って繰り広げられるド派手なアクションやタートルズのキャラクターなどシンプルな楽しみ方が向いてると思います。