音楽への夢と大切な家族への愛。 12歳の少年が結んだ家族の絆。
子供に頼まれて付き添いのつもりで見に行ったリメンバーミー。
ドキドキハラハラする場面や感動的な場面がもりだくさんで映画が終わる頃には、子供よりも私の方が泣いていました。ハンカチ必須の映画です!
舞台はメキシコ。
主人公の少年ミゲルはミュージシャンになる事を夢見ていましたが、彼の家では音楽は禁じられていました。
というのもミゲルのひいひいおじいさんにあたるヘクターが、当時まだ幼かったひいおばあさんであるココを残して音楽の為に旅に出てしまったから。
旅の道中で死んでしまい、二度と家に帰ってくる事がなかったヘクター。
その為、ヘクターの妻イメルダは音楽を嫌うようになり、一族は音楽を禁じられてしまったのです。
けれども、夢を諦めきれなかったミゲルは家族に隠れてギターの練習を続けていました。
メキシコでは日本のお盆のような行事で【死者の日】というお祭りがあります。ちょっと怖そうな名前ですが、死者を偲び感謝し、生きる喜びを分かちあうという行事で、明るい雰囲気の中で行われます。
この死者の日に、ひょんな事からミゲルは亡くなったご先祖様達がいる死者の国に迷い込んでしまったのです。
そこで出会ったのは、ミゲルが憧れている伝説の歌手デラクルスの友人だという陽気なガイコツでした。
憧れのデラクレスに会う為、このガイコツと死者の国での冒険が始まります。
冒険を通してガイコツの正体、憧れていたデラクルスの秘密。そして音楽を禁止にしたイメルダの思いが明らかにされていきます。
夢も家族も大切に思う少年ミゲルの活躍に、心が温かくなる作品です。