負けヒロインを推さずにはいられない!
皆さんアニメをみているとき、主人公との恋愛を成就させる正ヒロインではなく、恋心がかなうことのなかったキャラクターを好きになったという経験はありませんか?そのような「負けヒロイン」と呼ばれるキャラクターを魅力的に感じることは少なくないと思います。これから、負けヒロイン好きの人は絶対にハマる「負けヒロインが多すぎる!」という作品を紹介します。
この作品は恋愛における「負け」た側に焦点を置き、それぞれの思いや苦悩をポップな雰囲気で描く青春ラブコメディとなっています。
ファミレスでラノベを読んでいた男子高校生の温水和彦が偶然、クラスの人気者である八奈見杏奈が幼馴染に振られている現場を目撃したことをきっかけに、陸上部の焼塩檸檬、文芸部の小鞠知花といった負け感たっぷりな女子たちと関係を持つことになり、文芸部の活動を通して、仲を深めていくというあらすじになります。
この作品の魅力は、主に二点あります。
まず一点目は、なんといっても個性あふれるキャラクター同士の会話です。登場するほとんどのキャラクターは少し癖のある性格をしており、癖のある人同士が繰り広げる面白い会話を楽しむことができます。例えば、何事にも達観している温水とたまにハチャメチャな言動をする八奈見のボケと突っ込みのような会話は、何回見ても飽きる気がしません(笑)。
次に二点目は、負けヒロインたちの恋愛模様です。作品全体としてはポップで楽し気な雰囲気で物語が進みますが、負けヒロインたちはそれぞれ失恋や失恋相手についての思いを抱えています。普段は明るくふるまっているように見えても、ふとした瞬間に思いがこみ上げてくるといったシーンは胸を締め付けられるものがあります。しかし、負けヒロインたちそれぞれの失恋との向き合い方を見ていると、さらにキャラクターの人間性を知ることができたように感じ、より一層負けヒロインを魅力的に思うようになりました。
今回は「負けヒロインが多すぎる!」という作品を紹介しました。負けヒロインを好きになりやすい人にはもちろん、まだ好きになったことがない人にも、この作品を見れば負けヒロインの魅力が伝わると思います。興味がある方はぜひ視聴してみてください!