9
おさかな好きのミー坊がさかなクンになるまで。
大好きなことを貫いているひとりの人間=さかなクンの物語です。
この作品を観るまでは、ただの魚好きの人といった印象でしたが、観終わった後はいろいろと考えさせられる内容でした。
といっても深刻な内容ではないですのでご安心ください。
おさかなが大好きなミー坊=さかなクンは理解ある母親に守られながら、他の子と違う個性を育んでいきます。
成長の途中で本人や親の葛藤がありますが、信じた道、大好きなことに人生を使う覚悟が見えました。
しかし、悲壮感はあまりなく、好きなことに注力していく様に尊敬の念さえ起こりました。
さかなクンは見事に自分が好きな道を切り開いたと思いますが、この作品を通して考えたことは、自分は好きな道を生きていく覚悟があるのか、自分の子供が好きなことをして生きていくためのサポートをやりきる覚悟があるのかどうかを考えさせられた名作です。
社会に適合する人間を育てることとが目的の今までの教育。好きなことを極める人間を許容するこれからの社会について考える必要があると強く思いました。
そのためにも一人一人の信念と覚悟、周りの理解とサポートがより必要になってくるのではないでしょうか。
作品は非常に見やすく楽しい内容ですので是非ご覧ください。