何度も観たくなる
タイトルからのイメージに反して、ハッピーな気持ちになれる不思議な映画。
何度も観たくなります。
自分は、劇中の歌を自然に口ずさんでしまうほどリピートしました。
主人公の松子が、懸命に生きながらも散々な目にあい転落していく悲劇ではあるのですが、歌あり踊りあり、全体を通してコミカルで、最後まで楽しく観ていられます。
どんなにボロボロになっても松子から気品が消えないのは、中谷美紀さんならではでしょうか。
この映画で中谷さんのファンになりました。とにかく美しいです。
他のキャストも豪華で、登場人物ひとりひとりキャラクターが濃いです。
こんな人リアルには居ないよね、と分かっていても自然に受け入れてしまう。
カンニングの竹山さん演じるセクハラ教頭とか。。嫌なやつでもなんか憎めないです。
芸人さんがところどころ起用されているのもポイントかもしれないですね。
個人的には、社長役の黒沢あすかさんがかっこよくて、素敵でした。
松子と同じく服役していながら、松子とは対照的に、成功した人。
松子の最後は切ないけど、ひとりこんな親友が居たことは救いだったと思います。
仕事やら日常のあれこれで疲れているとき、エネルギーをチャージしたいときにオススメです。