型破り教師の授業
かつて湘南で恐れられていたヤンキー・鬼塚英吉が、相徳学院高校に教師として赴任し、クラスの問題を解決してゆく物語です。
学歴よりも大切な物があると思わせてくれる作品です。
主人公の鬼塚が損得で動かず、全力でクラスの生徒達にぶつかってゆく姿には心が熱くなります。
悩みを抱えた生徒と向き合い時には一緒に迷い、時には導いてあげる姿は教師の理想像ではないでしょうか。
勉強でなく、これから生きていく上で一体何が必要なのかなのか、人として大切な失ってはいけないものは何かをこの漫画で学べたと思います。
色んな矛盾があり、何が正解でなにが間違っているのかわかりにくい世の中だからこそ、読んで欲しい。
教師とは何か、学歴良い人だけが教師になれるのか。鬼塚は毎回毎回問題を起こしますが、それはそうでもしないと問題は解決しないのではないかと、この作品を読んで思いました。
皆が現状維持のままで根本的な解決はしないだから学校でいじめはなくならない、そして自殺しようとする生徒を止められない。はたしてそんなのが教師と呼べるのだろうか?GTOにもいじめについての回があるのでぜひ読んで欲しいです。
ずぼらで変態で元ヤンででも、生徒思いで何に対しても全力な鬼塚英吉に好感を持てると思います。