『龍が如く』レビュー
2005年12月に発売された当時としては異色のヤクザを題材にしたアクションRPGゲーム。ヤクザが題材ということで当時売れるはずがないとされていたが、発売後は異例の大ヒットとなり、多くのファンを持つ人気ゲームソフトになった。
主人公の桐生一馬はヤクザ組織である東城会で、いよいよ自分の組を立ち上げるというところで親友である錦山彰が犯した殺人の罪を自らかぶることからストーリーは始まる。刑務所からの出所後、組長として東城会で様々な動きを見せる錦山彰に翻弄される中、昔、好きだった澤村由美の姪っ子を名乗る少女・澤村遥と出会う。母親を探す澤村遥に親身になる桐生一馬だが、東城会で消えた100億円の秘密を握る少女として、追われていることを知り、破門となった東城会に1人で立ち向かう。
舞台は東京の歌舞伎町がモデルとなっており、当時の街並みがそのままゲームに反映され、実際にある店も多い。ミニゲームも多数あり、本編に加えて、楽しめる要素である。具体的にはキャバクラやカラオケなどがあり、特にゲームセンターなどでは昔、実際に発売された格闘ゲームなどがプレイできる。ヤクザゲームということで、バトルも爽快なアクションが楽しめる。レベル上げによって使用できる技やモーション、スキルが追加される。アクションが苦手な人にはイージーモードというゲーム設定を行えば問題ないと思われる。またリメイク版の龍が如く極では、美麗なムービーにや追加要素も多数あるので、プレイするならこちらがおすすめ。24年度にはSwitchでも移植が決定した。