魔法陣グルグル / Magical Circle Guru Guru / 魔法陣グルグル2

魔法陣グルグル / Magical Circle Guru Guru / 魔法陣グルグル2

『魔法陣グルグル』とは1992年から2003年まで月間ガンガン(エニックス出版、現在のスクエア・エニックス出版)に掲載された衛藤ヒロユキによるギャグファンタジー漫画。本作を原作としたアニメ、ゲーム、スピンオフ作品が多数存在する。
舞台はドラゴンクエスト風ファンタジー世界。なりゆきで勇者となった少年ニケ、伝説の魔法「グルグル」を使う少女ククリが、さまざまな試練を「ギャグ」で乗り越えて行く姿を描く。

hisashi19615のレビュー・評価・感想

魔法陣グルグル / Magical Circle Guru Guru / 魔法陣グルグル2
10

剣と魔法の世界の王道RPGのドタバタコメディ

『魔法陣グルグル』(まほうじんグルグル)は、漫画原作者・衛藤ヒロユキによるテレビアニメです。放送時期は1994年10月〜1995年9月。
1期では全45話が放送されており、1〜31話までが漫画原作4巻まで、32〜45話からはアニメオリジナルとなっています。

アニメオリジナル部分にも、原作者のメモ帳のようにアイデアが盛り込まれており、そこでしか見られないニケとククリの一面や、オリジナルのキャラクターやモンスターが見られます。

今作品の見どころは、冒険ファンタジーとギャグの絶妙なバランスです。王道RPGを彷彿とさせつつも、時折挟まれるニケのスケベな性格とククリのおとぼけシーンなどのコミカルなシーンやキャラクターのユニークなやり取りが視聴者を飽きさせません。特に、魔法陣を描いて魔法を発動させる「グルグル」のアイデアは、シリーズ全体の独自性を際立たせています。
原作の持つ温かみのある絵柄やコミカルな演出がアニメでも忠実に再現されており、ファンにとっても満足度の高い作品となっています。特に、キャラクターたちの個性豊かなセリフ回しや表情の変化は、笑いを誘い、シリーズを通じての見どころです。

余談ですが、このアニメが発端となり、補完版の2期(2000年4月4日〜12月26日)は5巻から第11巻、リメイク版3期(2017年7月〜12月)では原作全1〜13巻を24話でギュッと凝縮された簡潔なシナリオになっています。
描かれなかったシーンなど、それぞれの作品を見比べるとみると面白いです。初代のファンから新しい世代まで楽しめる内容となっています。