アーヤと魔女

アーヤと魔女

『アーヤと魔女』とは、スタジオジブリ製作のアニメーション映画。ダイアナ・ウィン・ジョーンズによるファンタジー小説が原作である。企画は宮崎駿、監督は宮崎吾朗。同社としては初の3DCGによるアニメーション作品となった。「子どもの家」で孤児として暮らす10歳の少女アーヤは、ある日、自らを魔女と称するベラ・ヤーガと長身の男マンドレークの2人組に引き取られる。アーヤは魔法を教えてもらうことを条件に、彼女の助手として働き始める。

hamanokeizii5のレビュー・評価・感想

アーヤと魔女
7

評価の別れる話

かつて黒澤明が白黒映画にこだわっていたのと同様に、ジブリといえば手書きが有名。制作に数年かけているということを聞いたようにい思います。
そんなジブリが、3DCGをやるなんて考えられないと思いましたが、見てみますと案外自然で、違和感があまりなく、すっと内容に入っていけます。
話のあらすじとしては、アーヤは孤児院で孤児の友達を味方につけ、先生もうまく言いくるめてしまう。思い通りの生活を送っているのが主人公です。
しかし、そんなアーヤが魔女のベラ・ヤーガと小説家のマンドレークに引き取られることになります。その引き取り先の家での生活は、全く思い通りの生活とは程遠いものでした。魔法の薬作り方を教えてくれると言っていたのに、全くそんな時間を与えてくれないベラ・ヤーガの助手として働きます。
そんなある日、ベラ・ヤーガが外出することに。アーヤはすかさず、ベラ・ヤーガの使い魔、黒猫のトーマスとともに、「すべての魔法から身を守る」魔法の薬を作ることに成功します。そして、養子に入った家庭でも主導権を握り、再び、思い通りに暮らすことになるというお話です。
その過程で、ベラ・ヤーガとマンドレークが蓋をしていた過去が明らかになります。
またいたずらをして悪い子だなと思うか、ずっと耐えて偉かったねと思うか、そのどちらとも思わないのか。
あなたの価値観で評価の分かれる作品なのかもしれません。