海外の人に人気な漫画
岸本斉史の代表作『NARUTO』は、『週刊少年ジャンプ』で1999年43号から2014年50号まで連載されました。完結後も根強いファンが多い作品です。
さらに、海外のアニメ好きにもたいへん評価されている作品のひとつです。一部ではジャンプの『ONE PIECE』とおなじくらいの名作だという声もあるほどです。
そんな『NARUTO』は、木ノ葉隠れの里の落ちこぼれ忍者・ナルトが歴代の勇者である「火影」を目指すバトルアクション漫画です。
しかし、その道中は決して平坦なものではありません。カカシ先生やサクラといった仲間の存在はもちろん、我愛羅のように運命に翻弄される忍達、そして、ナルトの因縁のライバルであるサスケと、サスケを翻弄する大蛇丸やイタチの存在など、様々な忍びと切磋琢磨し、しのぎを削り合います。
『NARUTO』に登場する忍者達は心に悩みを抱えていたり、抜け忍と呼ばれる忍道を外れた忍も登場します。
ですが、その登場人物一人ひとりを無下にすることはありません。例え、抜け忍であってもどうして抜け忍になったのかということが描かれています。
このように登場人物一人ひとりにフォーカスすることから、壮大な忍道ドラマと言っても差し支えありません。
忍道ドラマは現代を生きる私たちと重なる部分があるため、大いに評価される理由のひとつになっているかも知れません。
ぜひ手に取ってみてほしい作品です。