怪獣8号

怪獣8号

『怪獣8号』とは、『少年ジャンプ+』で2020年より連載している松本直也による漫画作品。シン・ゴジラやパシフィック・リム等の怪獣を自然災害に暗喩した作品の系譜にある。怪獣の発生する世界で、怪獣から国を守る防衛隊に入る事が叶わずに怪獣の死体清掃の仕事を続ける主人公・カフカが、もう一度防衛隊を目指そうと決意するも、謎の小型怪獣に体内へ侵入され、人知を超えた怪獣の力を手にする。「怪獣8号」と呼ばれるようになってしまったカフカがその力と怪獣の知識を駆使して、怪獣に立ち向かっていくバトル漫画である。

mizuno_1018のレビュー・評価・感想

怪獣8号
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主人公が怪獣に!?ネクスト『進撃の巨人』との期待ができるアニメ!

漫画原作のアニメです。
怪獣を狩る部隊を目指している主人公が、ある日怪獣に食べられ「怪獣人間」になってしまう。そしてその後、主人公カフカと後輩のレノは怪獣狩り部隊の1つに入隊するのですが、ある日主人公が怪獣なのがバレてしまいます。
仲間に怪獣になれることを黙っていた主人公、仲間だと思っていた人物が怪獣だった仲間たち。今後の展開に目を離せません!

またこの作品は登場キャラクターもとても魅力的です!主人公の「日比野カフカ」は、子供向けアニメにしては「おじさん」です。部隊のテストで毎回落ちて夢を諦めた清掃業の、パッとしないお腹の出たおじさんですが、清掃業で得た知識や突如手に入れた怪獣の力で、少しずつ夢を叶えていくのです。
劣等生がだんだんと育っていく所は『NARUTO』のようなヒューマンドラマを感じますし、ある日突然手に入れた力で変身するというのは『進撃の巨人』や『チェーンソーマン』を思わせますね。
しかしこの主人公は「おっさん」です。でも、そこがいい。
物語の中でカフカは、先述したレノという後輩に影響されて再び夢を追いかけ始めます。
大人の皆さん、どこかで自分の夢を諦めませんでしたか?若い力に触れて、再び夢を目指したいと思ったことはありませんか?
『怪獣8号』はそんな方に向ける、サクセスストーリーと言っても過言ではないかもしれません。
主人公が努力で強くなっていく姿や変身系の作品が好きな方、仲間との信頼関係などにグッとくる方、そんな方々に是非お勧めしたい作品です。