怪獣8号

怪獣8号

『怪獣8号』とは、『少年ジャンプ+』で2020年より連載している松本直也による漫画作品。シン・ゴジラやパシフィック・リム等の怪獣を自然災害に暗喩した作品の系譜にある。怪獣の発生する世界で、怪獣から国を守る防衛隊に入る事が叶わずに怪獣の死体清掃の仕事を続ける主人公・カフカが、もう一度防衛隊を目指そうと決意するも、謎の小型怪獣に体内へ侵入され、人知を超えた怪獣の力を手にする。「怪獣8号」と呼ばれるようになってしまったカフカがその力と怪獣の知識を駆使して、怪獣に立ち向かっていくバトル漫画である。

go-1156260830235737395317のレビュー・評価・感想

怪獣8号
10

衝撃的な作品

『怪獣8号』は面白すぎます。
日本で発生する地震を日本に昔からある怪獣に置き換えていて、とても分かりやすく面白い作品です。主人公が少年ではなく中年なところもあまり見たことがありません。まさか主人公が怪獣になるとは思わなくて、隊員たちにバレないように振舞っていたのに割と早い段階で自分の正体をバラすのは衝撃的でした。もう少し正体がバレないような展開が続くのかなと思っていました。
主人公以外のキャラも個性的でとても好きです。四宮キコルはかわいいし、市川レノは熱い男だし、あと鳴海弦がかっこよすぎます。普段はゲームばかりしているのに怪獣との戦闘になるとめちゃめちゃ強くてとても好きなキャラクターです。
中年になっても小さい頃の約束を忘れず、諦めかけていた防衛隊に入隊し怪獣になってしまった体を存分に利用し、強い怪獣をどんどん倒したりたくさんの人を守っている日比野カフカがかっこよすぎます。自分の今できることを考えて行動し、怪獣の力を使わずに防衛隊に入隊したときは本当にカッコいい男だと思いました。
ギャグ要素もたくさんありシリアスな展開もあって笑って泣ける作品だと思います。漫画だけでなくアニメも放送しているので両方見てほしいです。