SAKAMOTO DAYS / サカモトデイズ

SAKAMOTO DAYS / サカモトデイズ

『SAKAMOTO DAYS』とは、『週刊少年ジャンプ』において漫画家・鈴木祐斗が描くバトル・アクション漫画である。2020年から連載がスタートした。次にくるマンガ大賞2021」ではコミック部門では9位に入り、さらに特別賞U-NEXT賞を受賞している。
引退した伝説の殺し屋・坂本太郎が前と変わらぬ強さを武器に、家族と普通の日常を守っていく物語。主人公・坂本太郎のもとに様々な困難が舞い込んでくるが、圧倒的な強さで解決する爽快アクションストーリーでもある。

go-1081591671734636300936のレビュー・評価・感想

SAKAMOTO DAYS / サカモトデイズ
9

圧巻のバトルシーンに読者拍手喝采

「サカモトデイズ」は、元伝説の殺し屋であった坂本太郎が一目惚れをして殺し屋を引退し、子供ができて太ったところから始まります。序盤はコメディ要素多めですが、5巻くらいからコメディを減らしカッコよさ多めの漫画になりました。
漫画の面白さを決める要素は多数あります。ストーリー、キャラクター、作画などいろいろな要素が複雑に絡み合いその漫画の面白さは決定づけられますが、「サカモトデイズ」は少々異色の漫画で、バトルシーンの格好良さが他の漫画とは一線を画すものになっていて、それだけでとても面白いです。
特に構図が素晴らしく、他の作品では見られないアングルからの描写があり、度々読者の度肝を抜くのです。異能力で戦う漫画ではないので、バトル中の能力説明描写がほとんどなく作品に没頭して読むことが出来ます。
ならば物語は面白くないかと聞かれれば、それは違うと自信をもって答えることが出来ます、アっと驚くような伏線は確かに多くないですが、キャラの行動理由がしっかりと描写されていてこちらもストレスを感じさせないものになっています。
伏線多めの漫画が好きな人、異能力で戦うのが好きな人はあまり面白いとは思えないかもしれません。ただそれ以外の人たちは絶対におもしろいと思えるはずなので、胸を張ってお勧めできます。
ぜひ読んでみてください!