独特のコンセプトで異彩を放つ「Y3K」アイドル
皆さんは「aespa」をご存知でしょうか。aespaは韓国出身のカリナとウィンター、日本出身のジゼル、中国出身のニンニンからなる4名の多国籍ガールズグループ。デビュー当時からK-POP界に超弩級のインパクトを与えました。
まだデビュー数ヶ月の新人にもかかわらず、BTSの世界的大ヒット曲「Butter」をチャートで抜き、なんと1位に躍り出たのです。難攻不落のBTSを初めて超えたグループとして、この新人の快挙に世界中から驚きのコメントが多く寄せられました。
そんなaespaですが、もっとも特徴的なのが「独特の世界観(コンセプト)」です。
そのコンセプトによると、メンバーにはそれぞれアバターが存在します。メンバーの4人は仮想空間「FLAT(フラット)」に「REKALL(リコール)」することで、アバターとリンクできるのです。
そして、仮想空間ではメンバーはそれぞれ特殊能力を扱うことができます。
カリナは「Rocket puncher」で、腕を機械化して強力な打撃攻撃を可能にします。
ウィンターは「Armamenter」で、銃や刀を自在に作り出して戦うことができます。
ジゼルは「Xenoglossy(真性異言)」を操り、相手を行動不能に陥らせることができます。
ニンニンは「E.d Hacker」で仮想世界をハッキングしてコントロールできます。
これらのコンセプトは歌詞やMVだけではなく、数話からなるショートドラマ「SM Culture Universe」のにも登場します。
一見すると難解なコンセプトは、よりaespaの世界観に没入させ、唯一無二の存在感を発揮させます。
楽曲の売上やMVの再生数も「只者ではない」aespaですが、こういった独自のコンセプトによってより「超人」らしさをさらに演出します。
一時期「Y2K」が流行し世間に浸透しましたが、そのつぎのブームと予測されすでに始まっている「Y3K」スタイルをいち早く取り入れ、流行を牽引しています。
異彩を放ち最先端を行くaespaは次世代のトレンドを生み出す台風の目となり、これからもK-POP界に旋風を巻き起こすことでしょう。