結成35周年を迎えたカリスマビジュアル系バンド
2025年2月29日、LUNA SEAが14年ぶりの東京DOME公演を行う。彼らは、1989年に結成されて以降メンバーの脱退や変更もなく活動を続けてきた。
しかしそんな、彼らも2000年に1度、「終幕」と銘打った活動休止をした。メンバーそれぞれの「未来」を探す旅に出るかのように、バンドから離れて想いのまま心から湧き出るように音楽活動を行った。
ソロ活動やユニット、セッション、新バンドで世界を回ったメンバーも居た。LUNA SEAだけでは伝えられなかった想いを音にして発信し続けてきたのだ。
それから10年の時間を経て、再びLUNA SEAのメンバーがLUNA SEAの音を求め、「伝える」ために再結成をした。それはまるで、10年の修行を経てパワーアップしたレジェンド達がさらに大きくなった元気玉を爆発させるかの様な姿だった。
実は、筆者も再結成ライブへ足を運んだ1人なのだが、結成当時の楽曲も終幕間際の楽曲もスケールアップし、会場の隅々=観客の体の奥底まで響くような、言葉で現すのは難しいが例えるのなら「酔い」を覚えるような、そんな再結成ライブだった。
そんな彼らが「覚悟の夜」と告げた35周年ツアーファイナルの2025年2月29日の東京DOME公演。再結成後の紆余曲折とさらにグルーヴの増した5人の姿は、観客の目に一体どのように映るのだろうか。