うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。

Tachi551のレビュー・評価・感想

うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。
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冒険家と幼い魔族の子供との絆を深めていく物語

冒険家のデイルと魔族の小さい女の子ラティナの成長を描いた物語。
とある任務の途中森の中で魔族の女の子と出会ったデイル。言葉が通じない中、少し魔族の言葉が分かるデイルとなんとか会話をする女の子。名前はラティナ。
父親を亡くし、訳ありのラティナを連れて帰る所から始まる。デイルは自分が育てると決心するが親バカぶりが凄く周りが引いてしまうレベル。ラティナもデイルを信用していて見ていてほのぼのする話しです。
徐々に言葉も覚えて周りと話しもできる様になっていき、お世話になっている店で手伝いをやり始める時はかなり可愛いです。
デイルはラティナの為、ラティナはデイルの為と2人で支え合って成長していく姿は見ていて心が暖まる事間違いないです。
学校に行き始めたラティナに暴言を吐いてラティナが悩んでしまうシーンもありますが、周りの支えもあり、いい友達にも恵まれ立ち直る姿も感動です。
とにかくラティナが可愛いく、周りの大人もこの2人の手助けをしていったりと見ていて安心できる作品です。
2人でデイルの故郷まで旅に出る時は特に、ラティナの成長が見てとれるようになっています。一方デイルもラティナの為に親バカぶりを発揮します。
血どころか種族も違うけど、本当の娘と父親の様な2人になっていく姿は見応えがあります。