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様々な色があり魅力的
SEKAI NO OWARIは日本のミュージシャンでジャンルはポストロック。様々な観点から世の中を見ているような、怒りや優しさ、醜さや美しさといった相反する曲を作り出す、そんなアーティストです。私は高校生の時にこのミュージシャンに出会いましたが、大人や世間に対する批判的な意見や怒りのような曲や歌詞にとても魅力を感じ、惹きつけられました。周りの友人も同じように感じており、みんなでSEKAI NO OWARIの曲を楽しんだこと、かけがえのない友人ができたことなど、思い入れの強いバンドです。
楽曲については、「illusion」という曲の「テレビで放送されている爆弾が降る民族紛争は音声も映像も調整された戦争」という歌詞に衝撃を受けました。それまででも戦争の過酷さなど理解しているなんて思ってはいませんでしたが、そういった時代の勉強や映像、また現代でのニュースを見てセンチメンタルになったりしていました。そして本当の戦争の過酷さや状況など分かった気になってはいけないと感じさせられたのです。それと同時に、報道したり教育したりしている大人の中にも戦争を分かった気になっているという人が多いことにも気づくことができました。
この様な考え方ができるようになったのも、SEKAI NO OWARIの音楽との出会いがあったからこそだと考えています。