瞬間完全燃焼?5人が奏でるハモリパートに注目?
「ワルキューレ」はテレビアニメ『マクロスΔ(デルタ)』から誕生した、5人組の戦術学術ユニットである。2014年に情報が公開され、2016年から正式に活動を開始した。
厳しいオーディションを勝ち抜き、1名の歌手と4名の声優で結成された5人の歌姫が紡ぐ楽曲は多岐に渡る。
歌謡曲をベースにポップな曲からバラード、パワフルなアップテンポの曲など、難易度の高い曲を彼女たちはライブでもパフォーマンスを落とすことなく行った。
複数の作家構成によって生まれた難易度の高い曲を、単独ライブで何度も歌いこなす圧巻の歌唱力には脱帽するほかない。
特に、ワルキューレがほかのユニットと異なるのは5人各自の歌唱力を生かした多彩な「ハモリ」である。
デビュー曲の「一度だけの恋なら」を作成した時点ではもともと歌手であるJUNNNAとヒロイン役の鈴木みのりの2人をメインボーカルとし、残りの3人はバックコーラスがコンセプトであったため、初期は2人が引き立つような楽曲が多かった。
しかし安野希世乃・西田望見・東山奈央の歌唱力が想定を上回っていたことから方針が変わり、3人がメインの楽曲や5人それぞれのソロ曲を引き立てる3~4のハモリパートの追加、戦いを想起させる掛け合いのような曲が増えていったのである。
その歴史の転換点が、「絶対零度ノヴァティック」である。「一度だけの恋なら」と「絶対零度ノヴァティック」は『マクロスΔ』のオープニングに使用されているので、あなたがワルキューレに興味を持ったのであれば、1度見てみることをおすめする。1度聴いたら最後、彼女たちの歌声の虜にならない保証はできない。