うる星やつら / Urusei Yatsura

『うる星やつら』とは、1978年39号から1987年8号まで『週刊少年サンデー』(小学館)で連載された、高橋留美子によるSF少年漫画である。コミックスは全34巻とワイド版全15巻が刊行され、累計発行部数は2020年11月時点で3,500万部を超えた。
物語は浮気な高校生の諸星あたる(もろぼしあたる)と、宇宙人であたるを一途に思うラムを中心に巻き起こるドタバタラブコメディを描いている。作者は初期代表作である本作を「20代の漫画で自分の青春」と語った。
1980年に「第26回小学館マンガ大賞」の少年少女部門、1987年には「第18回星雲賞」のコミック部門を受賞した。テレビアニメは1981年10月から1986年3月まで4年半という長い期間放送された。諸星あたるの声を古川登志夫、ラムの声を平野文が担当した。アニメの最高視聴率は24.7%となり、劇場版6本とOAVシリーズが制作され、売り上げは100億円ともいわれた。また2022年には「期待度が高い2022年秋アニメランキングベスト13」で第2位となった。

ろき、ろきこ。のレビュー・評価・感想

うる星やつら / Urusei Yatsura
10

ラムちゃんになってみたい!

読んだコミックはたくさんあるが、その中でも『うる星やつら』は最高であった。
当時親戚宅で読んだのだが、楽しくみんなで遊んでる時ですら、私は『うる星やつら』の世界にはまりこんでしまっていた。
何が良いかって、まずは登場人物が男女問わず美しい!
特にラムちゃんが魅力的。女性なら誰もが憧れる美貌にスタイルの良さ、そして浮気性のあたるを一途に思い続ける情の深さ。
これはもう女性だけでなく、男性にとっても理想的な彼女だろう。
もちろん、登場人物はラムちゃんだけでなく、あたるをはじめ、めんどうその他キラリと光る個性的な人物が盛りだくさん。それが『うる星やつら』なのだ!
かといって、まったく手の届かないキャラクターではなく、私もハロウィンパーティーでふと思いたち、ラムちゃんに変装する予定であった。私だけでなく、ラムちゃんはコスプレが趣味の方々にはたまらないキャラクターであろう。ラムちゃんの話すだっちゃ言葉は、多分九州地方の方言であるし、そのような話し方が私達ファンにより一層の親近感を与えてくれるのだ!
漫画のキャラクターであれ、タレントであれ、なかなか同性にも異性にも無条件に好かれる人物はめったにいないものであるが、ラムちゃんはそれをいともたやすく可能にしてしまった。だからこそ私達の心の中にラムちゃんはいつまでも輝き続けるのだ。