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やっぱり面白い、大泉洋!くすっと笑ってしまう憎めない愛されキャラ(実写版のレビュー)
漫画が原作の映画です。
アキレス腱断裂の怪我により陸上選手の夢をあきらめようとしている女子高生(小松菜奈)と、小説家の夢をあきらめたファミレス店長45歳のおじさん(大泉洋)が出会った。
そこにはドロドロしたものはなく、甘酸っぱい恋と愛情深い友情に包まれた、心がほっこりする物語。
キラキラ輝いている主人公の女子高生から、まっすぐに何度も何度も「好きです」と言われる店長。
彼女が本気だと気付いた彼のひと言ひと言は、優しく真っすぐな気持ちを、愛情をこめて文学的な言葉で語っている。
彼女が乗り越える壁には、こんな大人が必要だったのだと思う。
時々出てくる大泉洋のコミカルな部分が、店長の人の良さや信頼できそうな人柄として表現されていて、とても微笑ましいい。
風雨に飛ばされたりちょっと間が悪かったりと、思わずクスっと笑ってしまう憎めないおじさんっぷりが面白い。
出会いから雨のシーンも多いが、澄み渡る晴れた日に走り抜ける陸上競技場のシーンは、キラキラした若さと眩しい輝きに満ちていてワクワクします。
お互いの背中を優しく、そっと押してくれるような、奇跡のような出会い。
こんな友達がいたらいいなーと、観ている私の背中も押されてしまう、そんな映画でした。