ミオヤマザキ

ミオヤマザキ

ミオヤマザキは2013年に立川で結成されたロックバンド。メンバーはmio(ボーカル)、taka(ギター)、Shunkichi(ベース)、Hang-Chang(ドラム)。ライブの事を“スレ”、ファンの事を”ミオラー”と呼んでいる点が特徴的。
ミオヤマザキは2013年8月に自身のプロモーションアプリである『マヂヤミ彼女』をリリース。10日で30万ダウンロードを突破し大きな話題となった。2014年には1stシングル『民法第709条』でメジャーデビューを果たす。
その後はドラマ『SHIBUYA零丁目』の主題歌に「シブヤノウタ」が起用されるなど活躍を見せるが、2022年のツアーをもって解散する。

u_sukeのレビュー・評価・感想

ミオヤマザキ
10

ミオヤマザキの世界観

私が初めてこのアーティストを知ったのはYouTubeでのMVを見たことがきっかけでした。
耳に残るボーカルのミオさんの声、そして一番は歌詞が心に突き刺さり、まるで頭や心臓を貫かれたように引き込まれました。
このアーティストはバンドですが、普段のライブでは暗い照明でほとんど顔の見えない状態でライブをしていて、観客はトランスしたような気分になりながら、ヘッドバンキングをしたり自由に楽しんでいます。

ボーカルのミオさんはキャバクラで働きながらの二足のわらじですが、そのことで同情をかうようなことはせず、むしろその経験をもとにした曲を書いたり、本当に心から音楽をやっている、伝えているということがよくわかります。
私が最初に知るきっかけになったMVも、正直過激な表現が多く、見る人によっては「なんだこのアーティストは」と思うかもしれませんが、人が心に秘めている葛藤や不安、疑いなどを大胆に表現している姿はバンド好きだけでなく、生きるのに疲れている人や、希望が見えない人たちにはおそらく刺さるものがあるのではないかと思います。
純粋に音楽としても耳に残り、評価されるアーティストだと思うので、まずは偏見なく、一度歌詞や、そこに込められている思いも含めて聞いてみてほしいと思います。