久しぶりの純粋なファンタジー
まったくレビューなどの前情報を入れずに見始めた。
最近のアニメは、「萌え」な女の子が活躍するアニメが多いが、まったく「萌え」要素は感じなかった。
1話目が主人公が競売にかけられるという、かなりショッキングな内容から始まるわけだが、現代の日本のリアルっぽさから、ファンタジーとして成立するのに、時間はそうかからない。
原作の漫画を読んでいないため、アニメの展開でしかわからない部分もあったが、女性が見て、好感を抱くような作品である。
子供のころ、女の子がふんわりと描いているファンタジックな世界観がある。「萌え」要素のアニメは、大人の女性があまり夢中になって見ることはないと思うが、その要素は全くないので、久しぶりに女性向けのファンタジーを見せてもらったと思う。
また、主人公と魔法使いのプラトニックな恋愛要素も入っており、ワクワクというより、ドキドキというより、微笑ましいという恋愛の描かれ方をしている。
他にも、生命の成り立ちとか、なぜ生きるのかといった、シリアスな部分もある。もちろん、その要素は、さりげなく出てくるようなものなので、説教臭いなどという感じ方はしなかった。
アニメで見ているのが途中までのため、今後のアニメも期待しつつ、原作の漫画も読んでみたい。