世界のアソビ大全51

扇木コウのレビュー・評価・感想

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世界のアソビ大全51
7

CPUと繰り広げる頭脳と運のバトル

こちらのゲームは、2020年に発売されたNintendo Switch専用ソフトです。トランプや花札、将棋に麻雀といった幅広い世代に好まれている遊びはもちろんのこと、バックギャモンなど聞きなじみのないゲームを含めて、合計51種の遊びをスイッチとソフトの2つだけで遊べます。

今回は、このゲームで七ならべを遊んだ感想を綴っていきます。七ならべの難易度設定はふつう、つよい、すごい、やばいの4つがあります。「ふつう」と「つよい」は淡々とカードを減らそうと出し続けるだけでも勝機があります。しかし、「すごい」レベルになると、持ち札をただ出すだけでは勝てなくなります。なぜなら、CPUがわざとパスをしてプレイヤーに手札を出させずに、パスを強要する意地悪な戦法を使ってくるからです。エースやJ、Q、Kといった端に置く持ち札が多いと、パスの制限回数を超えて負ける(ドボンという)可能性が上がるので、非常に堪えます。ただ、パスが続くとCPUも手札が出せなくなるので、パスが連続してどちらが先にドボンになるかハラハラする楽しさもあります。配られる手札の運要素と、特定のカードを出さずにいても自分へのリスクを低くするべく深慮が問われるゲームです。