ハリー・ポッターと賢者の石 / Harry Potter and the Philosopher's Stone

ハリー・ポッターと賢者の石 / Harry Potter and the Philosopher's Stone

『ハリー・ポッターと賢者の石』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。魔法学校を通じて、ハリーと友人たちの絆や成長を描いていく。
1997年に刊行されたJ・K・ローリング原作小説を映画化したもので、2001年に公開された。ハリーポッターシリーズ第一弾。

natoriyuta53p3のレビュー・評価・感想

ハリー・ポッターと賢者の石 / Harry Potter and the Philosopher's Stone
9

ストーリーへの入り込ませ方が魅力的な映画

『ハリー・ポッターと賢者の石』をはじめ、ほとんどの作品が綺麗に終わるのに、もう次の作品が気になってしまうという不思議な力がある『ハリーポッター』シリーズ。
おそらくそれには、魔法学校ホグワーツの魅力的な造りや魔法の演出、個性的な先生や刺激的な授業に私達が釘付けになってしまうからでしょう。
作品の冒頭は毎回と言っていいほど私たちを驚かせてくれる魔法が出てきます。人間の世界から魔法の世界への移動手段が本当に面白い。現実の世界にも入り口があるんじゃないかと思ってしまうような設定に、観るたびわくわくします。
ラスボス、ヴォルデモートとの決着に向けて物語はシリアスな展開になっていきますが、ハリーの成長とともに大人な内容になっていく演出の変化も楽しめる作品です。

学校といえば青春。生徒たちの恋愛にもまた注目です。
お互いなかなか結ばれない焦ったさや、初々しさ、辛い時に側にいてくれる友達や大切な人の存在が心にグッときます。
1作品終わると、「またあのホグワーツに行きたい」と、まるで自分が生徒だったかのような気持ちにさせられているんです。不思議ですよね。作品に魔法がかけてあるんでしょう。
観れば観るほど新しい伏線を見つけたり、登場人物の細かな表情から取れる感情に気づいたり、観るたび楽しみ方を変えられる沼にハマりそうです。
一生に1度は観て欲しい名作です。