ファイアーエムブレム 風花雪月 / Fire Emblem: Three Houses

ファイアーエムブレム 風花雪月 / Fire Emblem: Three Houses

『ファイアーエムブレム 風花雪月』とは、「インテリジェントシステムズ」と「コーエーテクモゲームス」が開発したシミュレーションRPG。ファイアーエムブレムシリーズの1つで、2019年に発売された。様々な人の思惑が交差する混迷の大地・フォドラを救う為、傭兵上がりの教師である主人公が仲間達と共に立ち上がる。自らの選択が物語に大きな影響を与える他、登場人物の成長や葛藤を描く人間ドラマと見所満載。日本ゲーム大賞2020では優秀賞を受賞するなど、世間的な評価は高い。

ishikawa04226のレビュー・評価・感想

ファイアーエムブレム 風花雪月 / Fire Emblem: Three Houses
10

物語、ゲーム内容共に面白いゲームです

2019年に発売されたニンテンドースイッチソフトの中で、屈指の面白さと言っていいこのゲームの魅力は2つ。
1つは、物語性が高いこと。パッケージに描かれた3人の主役たちとはゲーム開始早々に出会いますが、最初から意外な展開が待っています。それはプレイヤーが操作する主人公が山賊にやられてしまうこと。普通主人公が早々に負けることはないため、どうせ勝てるだろうと思っていたプレイヤーの期待を裏切ります。そしてその後にシステムの根幹であるやり直しを可能にする「天刻の拍動」が主人公が使えるようになります。それにより、今度は主人公が山賊にやられずに勝利します。その後もプレイする中で予想できない展開が続きます。プレイヤーの予想の裏をかく物語が、1つ目の魅力です。

2つ目は、キャラクターの魅力です。一見すると明るいと思っていたキャラクターが実は内面で別の要素を抱えている、あるいは平民出身の美しい歌姫として提示されたドロテア=アールノルトというキャラクターは、実は自分の何かを後世に伝わる形で残したいということがゲームを進めるうちに明らかになります。そして複数の方向からキャラクターが描写され、重厚的なキャラクターとしてプレイヤーの前に提示されます。あたかも、現実に存在するかのようなキャラクターとなります。
この2点が、このゲームの魅力です。