ファイアーエムブレム 風花雪月 / Fire Emblem: Three Houses

ishikawa04226のレビュー・評価・感想

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ファイアーエムブレム 風花雪月 / Fire Emblem: Three Houses
10

物語、ゲーム内容共に面白いゲームです

2019年に発売されたニンテンドースイッチソフトの中で、屈指の面白さと言っていいこのゲームの魅力は2つ。
1つは、物語性が高いこと。パッケージに描かれた3人の主役たちとはゲーム開始早々に出会いますが、最初から意外な展開が待っています。それはプレイヤーが操作する主人公が山賊にやられてしまうこと。普通主人公が早々に負けることはないため、どうせ勝てるだろうと思っていたプレイヤーの期待を裏切ります。そしてその後にシステムの根幹であるやり直しを可能にする「天刻の拍動」が主人公が使えるようになります。それにより、今度は主人公が山賊にやられずに勝利します。その後もプレイする中で予想できない展開が続きます。プレイヤーの予想の裏をかく物語が、1つ目の魅力です。

2つ目は、キャラクターの魅力です。一見すると明るいと思っていたキャラクターが実は内面で別の要素を抱えている、あるいは平民出身の美しい歌姫として提示されたドロテア=アールノルトというキャラクターは、実は自分の何かを後世に伝わる形で残したいということがゲームを進めるうちに明らかになります。そして複数の方向からキャラクターが描写され、重厚的なキャラクターとしてプレイヤーの前に提示されます。あたかも、現実に存在するかのようなキャラクターとなります。
この2点が、このゲームの魅力です。