もっと評価されてもいいと思うミュージシャン
2004年にデビューしたミュージシャンです。苗字が珍しく外国人と勘違いされている方も多いですが、日本人です。音楽番組に出演することも多いですが、コラボ企画などでカバー曲を歌ったり、コーラスとして参加することが多く、世間的には「歌が上手いカバーソングの人」と思われているような気がします。そんなことはありません。オリジナルの楽曲も素晴らしいものがたくさんあり、歌唱力も高く、個性的な声という魅力もあるのでもっと売れるべきだと思います。
まず、彼の魅力は少しハスキーだけど伸びやかな声です。続いて詩の世界観がとてもいいです。抽象的な言葉ではなく身近な夜の道、明け方の部屋など誰にでも想像できるシチュエーションで詩の世界に浸ることが出来ます。とくにメジャーレーベルに移籍後2007年に発売されたシングル『僕らをつないでいくもの』がお勧めです。離れがたい恋人同士が遠まわりしながら家に帰る、というシチュエーションで昔を思い出して切なくなります。秋から冬にかけての季節におすすめの一曲です。
2014年のドラえもんの映画の主題歌の『ひまわりの約束』が有名ですが、他にも名曲が沢山あります。映画の主題歌はすでにある楽曲を提供するのではなく作品に合わせて作ることが多くどの作品も映画の世界観を見事に現していて才能を感じます。ひまわりの約束しか聴いたことがない方はぜひ、アルバムを1枚聴いてみることをお勧めします。