CLANNAD / クラナド

『CLANNAD』(クラナド)とは、株式会社ビジュアルアーツのゲームブランドであるkeyにより制作、2004年発売された恋愛アドベンチャーゲーム。また、これを原作としたアニメ・コミック作品。
私立光坂高等学校に通う主人公・岡崎朋也(おかざき ともや)は怪我によりバスケットボールを断念し不良となっていたが、女子生徒である古河渚(ふるかわ なぎさ)との出会いを機に、多くの生徒達との交流を経て、人間的に成長していく。演劇部の再建に向け奔走する渚の姿に感化され、朋也を始め他ヒロインたちが協力していく様を通して物語が進行していく。
少年少女たちの恋愛・友情・家族愛などを描き、「泣きゲー」というジャンルを確立させた。
2007年には東映アニメーションが劇場版を、京都アニメーションがTVアニメシリーズをそれぞれ制作しており、新たなアニメ作品が続々と現れる中においても、「CLANNADは人生」といわれる程に、色褪せることなく「神アニメ」と称され続けている。

takotowani1192のレビュー・評価・感想

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CLANNAD / クラナド
10

感動しかないアニメ

はっきり言って長くて飽きるところがあると思ったが、それを吹っ飛ばすほどの面白さがあるアニメだった。登場するキャラクターは誰もが魅力的で、各キャラクターのシナリオも大変見ごたえがあった。作中で「伊吹風子」というキャラクターが登場するのだが、かわいいの権化としか言い表せれないような見た目や立ち振る舞いをしている。すこし抜けているところがあるが、その芯にはとても家族、主に姉を思う気持ちが強く、この伊吹風子のシナリオではかなり泣かされた。
そんな泣かされるばかりのシナリオだけがすべてじゃない。日常パートでは、不良学生である主人公岡崎智也の内面や、ギャグパートなんかも多い。CLANNADで生まれた例の名言を耳にしたことがある人は多いはず。
そういった日常と各キャラクターとのギャップの差やキャラクター自身の性格等で感情移入させ、後からしっかり落としていくという「泣きゲーあるある展開(原作)には引っかからないぞ」と思いながらも、しっかり泣かさらてしまうほど魅力が詰まっていた。
ほかにもたくさんのヒロインの話や、CLANNADの続編にあたる『CLANNAD〜AFTER STORY〜』は、さらに泣かされるものになってる。なんならすべてはこのための布石にすぎないので、しっかり見よう。