機動警察パトレイバー the Movie

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機動警察パトレイバー the Movie
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オススメする作品の見どころ

パトレイバーシリーズの映画は何作かあるが、筆者がオススメするのは、記念すべき第一作目『機動警察パトレイバー the Movie』だ。

オススメする理由は色々あるのだが、1つに絞るとすれば、ストーリーがよい点である。
監督は代表作に『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』
がある押井守。この時点で、筆者なら間違いないと思ってしまう。

「上手いな」と思わせられるシーンは、映画の冒頭シーン。朱に染まる夕暮れ、篠原重工の天才プログラマー・帆場暎一が、バビロンプロジェクトの要となるレイバー用海上プラットホーム「方舟」から投身自殺を図るのだが、海に向かって飛び降りる彼のは表情は、嘲笑うかの様な薄笑いを浮かべる描写がされていた。
後に、帆場暎一が開発した、レイバー用OS「HOS(Hyper Operating System)」が原因で、レイバーが次々と暴走し始める、大事件が同時多発的に勃発。通常、サイコパスなら自分の仕組んだ罠で、人々が混乱に陥る姿を喜びそうだ。しかしこの帆場暎一は、その様を見る事無く、いや、間違いなく、都市は大混乱に陥ると確信していた。自分が勝利したかの様に、「見る必要はない!」「私が勝利した!」と薄笑いを浮かべ、自殺するシーンを冒頭に持ってくるのは、監督、押井守の上手さと言わざる
をえない。
あと、映画音楽を担当している川井憲次にも注目。川井憲次と言えば、実写版映画『デスノート/デスノート-the Last name』、同じく実写版映画『GANTZ/GANTZ PERFECT ANSWER』があるが、彼の音楽が作品に非常にマッチしており、特にエンディングは、大団円を思わせる、映画のエンディングに相応しい曲調となっている。
因みに、このエンディング曲『朝陽の中へ』は、筆者は、これから何かを成し遂げる前、自分に気合を入れる際によく聞く曲となっている。

以上、見どころ満載の作品なので、パトレイバーを知らない方も是非見て頂きたい。