吉田兄弟

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吉田兄弟
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和楽器ブームの火付け役

日本の代表的な弦楽器に三味線という3本弦の楽器がある。中でも津軽地方の民謡の伴奏として用いられる、サイズも音量も大きな三味線のことを津軽三味線という。

この津軽三味線を一躍有名にし、現代的な音楽と融合させ、若者世代にも津軽三味線ブームを巻き起こした津軽三味線の第一人者が、吉田兄弟だ。吉田兄弟は北海道登別市出身の津軽三味線奏者で、本当の兄弟でデュオとして活動しているアーティストである。

兄の吉田良一郎は1977年7月26日生まれ、弟の吉田健一は1979年12月16日生まれの、2歳差の兄弟だ。2人はそれぞれ5歳の頃から津軽三味線を手に取り、1990年から津軽三味線奏者の初代・佐々木孝に教えを受けていた。

青森県の弘前市で行われる津軽三味線の競技コンクール、津軽三味線全国大会などで実力を表し、1999年11月にファーストアルバム『いぶき』でメジャーデビューを果たしている。なお、このアルバムの中にはアルバムのタイトルにもなっている「いぶき」という曲や、兄弟の掛け合いが楽しめる「津軽じょんから節」などが収録されている。ファーストアルバムながら、吉田兄弟のアグレッシブな演奏が楽しめる1枚となっているのだ。

これまで15枚のアルバムを発表し、2003年には全米デビューも果たしている。世界各国で活動し、音楽のジャンルに拘らず様々なアーティストとコラボレーションしている。