バットマン/フラッシュ:ザ・ボタン

バットマン/フラッシュ:ザ・ボタン

『バットマン/フラッシュ:ザ・ボタン』はアメリカン・コミックスに登場するバットマンとフラッシュを題材にした漫画。作者はジョシュア・ウィリアムソン、トム・キング。作画はジェイソン・ファボック、ハワード・ポーター。
『DCリバース』にまつわる一連の出来事の中で、バッドマンは奇妙なボタンを見つける。このボタンを巡る争いが、並行世界を巻き込んで繰り広げられる。『DCリバース』において大きな変化が訪れる一作である。

kkk333のレビュー・評価・感想

バットマン/フラッシュ:ザ・ボタン
9

アメコミ界の漆黒の守護神と超光速の使者の共演

今作は世界的有名なアメコミヒーローが共演するという主人公が2人もいる異色作です。ゴッサムシティの闇夜を護る騎士のバットマンと、超光速でセントラルシティの平和を守るスピードスターのフラッシュがクロスオーバーして書籍化になりました。
今作の始まりはバットマンの秘密基地のバットケイヴで、バットマンが血痕の付いた黄色のボタンを調査する所から始まります。このボタンは同じアメコミ出版社のコミックである「ウォッチメン」に登場するコメディアンという自警団のものです。しかもこのボタンから放射線を放出しており、テーブルに置かれていたバットマンのヴィランの1人であるサイコパレードのマスクと反応しました。なぜバットマンのバットケイヴにヴィランのサイコパレードのマスクが存在するのかというと、以前バットガールが精神疾患になった時にバットマンがこの感情を操作できるサイコパレードのマスクを使用したからです。そこで突然何者かにバットマンは襲撃されます。その正体はフラッシュの最大の宿敵であるリバース・フラッシュことイオバード・ソーンでした。リバース・フラッシュはその名の通り、フラッシュと同等以上のスピードスターの能力の持ち主でかなり強敵です。延々とリバース・フラッシュに殴り続けられるバットマン。しかしリバース
・フラッシュはバットマンが持っていた黄色いボタンを強奪したあと、一瞬だけ瞬間移動してリバース・フラッシュは全身の半分が干からびてボロボロになっている状態でまたバットマンのバットケイヴで姿を現します。そしてリバース・フラッシュは「神を見た…」とだけ言い残して死亡します。しかも肝心の黄色いボタンもどこにもありません。なぜフラッシュの宿敵のリバース・フラッシュはバットマンを襲い黄色いリボンを奪ったのか?誰がリバース・フラッシュを殺害したのか?ぜひアメコミの「バットマン:フラッシュ・ザ・ボタン」をご覧ください。