遙かなる時空の中で3

magmilk1q3のレビュー・評価・感想

レビューを書く
遙かなる時空の中で3
10

簡単なRPG要素と乙女ゲームの融合。キュンとするし、泣ける、感動する。

主人公である女子高生が、幼馴染2人と一緒に鎌倉時代にタイムスリップしてしまう。そこで出会った歴史上の人物たち8人と、元の世界に戻る方法を見つけながら恋に落ちていく物語。
タイムスリップした鎌倉時代は自分たちの知っている鎌倉時代ではなく、怨霊などが蔓延る世界。主人公が怨霊を浄化できる唯一の「龍神の巫女」であることが分かり、そこで助けてくれた源氏の武士たちと行動を共にする。

平家と源氏それぞれの立場のキャラクターの心情も見えるので、攻略キャラクター全員を愛せる。共通章で目当てのキャラクターとの好感度を上げていけば分岐点でキャラルートに入ることができ、さらにそこから「一旦バッドエンドも見なくてはいけない」といったルートもあるので、プレイし甲斐がある。
バッドエンドに関しては涙なしでは見ることができないし、そこからトゥルーエンドを見れた時にはとても感動する。

もちろん幼馴染2人も攻略対象だ。ひとりは敵方で陣を仕切っていたりして、思いは通じ合っているのに戦が2人を邪魔する、なんてシチュエーションもたまらない。
また、このゲームでは8人と親密度を上げるためにRPG要素が含まれており、8人の攻略キャラクターと怨霊を倒して親密度を上げる方法もある。また、8人もそれぞれのキャラクターと親密度を上げることにより、合同技を繰り出すこともできる。8人全員と迎える「大団円エンド」もあるので、すべてのエンディングを見るのは大変だが、ぜひプレイしてほしいと思う。