永遠の歌姫、職人、芸術である浜崎あゆみ
浜崎あゆみは、福岡県出身の日本の女性歌手である。その愛称は「Ayu」。1998年に19才で歌手デビューをし、お人形のような可愛らしい容姿と、透明感のある歌声で注目を集めた。
その後、リリースする曲は次々とヒットを飛ばし、曲だけにとどまらず彼女の着るファッションやメイク、ヘアスタイルなどに憧れる若者が続出。90年代終わりから2000年にかけて、浜崎あゆみは「女子高生のカリスマ」として君臨したのである。実際、彼女は、ベストジーニスト賞やベストネイリスト賞を総なめにし、今では殿堂入りとなっている。
オリジナル曲の歌詞はすべて自身が担当しており、作曲もいくつか行っている。特記すべきは、その歌詞の素晴らしさだ。メッセージ性の高い、心の叫びのような切ない歌詞に共感をした者はおそらく多いだろう。この胸をえぐられるような歌詞は、浜崎あゆみにしか書けないのではないか。
また、彼女は自身に関わるアートワークすべてをセルフプロデユースしている。例えば自身の作品で、絶望3部作というものがある。「Vogue」「Far away」「SEASONS」と3つの曲を連続リリースしたものだが、これらはMVやジャケット写真、衣装など、すべてつながるように伏線がはってある。こういったアイディアをすべてひとりで考えているのだ。
しかし反対に、みんなが盛り上がれるダンスナンバーやアップチューンも、きちんと存在するところが、彼女の魅力のひとつなのだろう。
まさに、浜崎あゆみは永遠の歌姫であり、職人であり、ひとつの芸術なのだ。