少女☆歌劇 レヴュースタァライト

少女☆歌劇 レヴュースタァライト

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』とは、ブシロードとネルケプランニングが提供するメディアミックス作品である。国内屈指の演劇学校である聖翔音楽学園を舞台に、年に1度の「聖翔祭」で上演する演目のため、少女たちが熾烈なオーディションバトルを繰り広げる。2.5次元ミュージカルを原作に、ミュージカル俳優たちがそのままアニメ版の声優を務めている。ミュージカルに先駆けてWeb連載された漫画は、2018年に『月刊ブシロード』でコミカライズされた。

kemekeme-dono9のレビュー・評価・感想

少女☆歌劇 レヴュースタァライト
9

日常に隠れた細かい演出

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』は、日常×百合×宝塚のような作品。
はっきり言って内容を完璧に把握するのは難しいだろう。何気ない日常の描写も「設定」であったり「演出」なのだと、後からネットで調べてわかった部分もあるぐらいの難易度となっている。
だが、それ以上に人間関係の描写あや戦闘シーンがかっこよくて見とれてしまった。音楽や演劇内容もその子たちにあったものとなっており、細部までこだわっていることが、視聴者にも伝わってくるだろう。

自分が特に好きなのは、花柳香子(CV:伊藤彩沙)と石動双葉(CV:生田輝)の2人がメインで、物語が進んでいく話だ。2人の戦闘シーンではお互いが気持ちをぶつけ合い、戦いの中で自分の気持ちに改めて気づいていく。
この2人がメインである7話ではEDをこの2人で歌っているのだが、主旋律とハモリで分けているのも演出の1つなのだと思うと鳥肌が立ったので、おすすめする。
そしてまた別のキャラクターがメインの8話のEDも今までにない演出だったので、見てみてほしい。

宝塚やミュージカル好きな人はもちろん、あまり知らない人でもとても楽しめる作品になっているので、気になった人は検索してみることをおすすめする。