優里

優里

優里とは、日本の男性シンガーソングライターである。東京を中心に、路上ライブやSNSでの投稿を積み重ね、着々とその名を世の中に広めていく。2019年『かくれんぼ』でインディーズデビューを果たし、その勢いは止まらぬまま、2020年『ピーターパン』でメジャーデビュー。のちに、発表される『ドライフラワー』は、誰もが一度は耳にしたことがあるだろう。エッジの効いた歌声や、共感できる歌詞がリスナーの心を掴み、日本だけではなく世界からも注目されている。

deepbalderick0のレビュー・評価・感想

優里
7

心に突き刺ささり、何度もリピートしたくなる

10代に支持されているアーティスト。やはり失恋ソングはどの世代にもピタリとくるものが多く、私が特にリピートしている曲は、女性の失恋ソングにもなっているドライフラワーである。
特に好きなフレーズは、「声も顔も不器用なとこも、全部全部嫌いじゃないの。ドライフラワーみたい君との日々もきっときっときっと色褪せる」というところ。
嫌なこともあったけど、全部が悪いことではなくて、いい思い出もあっていつか色褪せるけど、いい思い出だったと思っていたいという女の子の心情が描かれていて、この恋は思い出にして、次の新しい恋にスタートできるような前向きな感じがする歌詞でもある。

もうひとつは男性目線で歌われている「かくれんぼ」という曲の歌詞。こちらは男性の女々しさが描かれている。特に「かくれんぼなんてしないで、もういいよって早く言って、もういっかいの言葉が宙に舞う。かくれんぼなんてしないでまだだよって焦らさないでもういっかいもういっかいグッバイ」というところ。
またいつか戻ってくると思い、何度も呼んで探しているところに恋愛の続きがあると信じて追いかけているような、女々しさを感じる歌詞になっている。
女性と男性の恋愛に対する考え方も360度違うということがわかり、とても面白いと感じた。