五つ子によるハーレムラブコメ
勉強はできるが友達がおらず、家も貧乏な高校2年生の上杉風太郎が主人公。
あるとき学食で中野五月と出合い、勉強を教えてほしいと言われるが、「食べ過ぎて太るぞ」などと言い怒らせてしまう。その後、風太郎はお金持ちの転校生の家庭教師の仕事を高額で請け負うことになった。
その生徒が学食で出会った同級生の五月だと気づき謝ろうとするもタイミングが合わず、顔合わせのために家に行ってみると、なんと五つ子だったのだ。
協力的なのは四女の四葉だけであとの4人は全く勉強する気無し。赤点候補の5人全員を卒業させるために、なんとかして授業を受けてもらいたいが…。
見どころはそれぞれキャラの違う5人の心情の変化だろう。
一花 圧倒的お姉さんキャラ
二乃 料理上手、勝気で他人が姉妹の中に割り込んでくるのを許さない
三久 不器用で感情表現が苦手だが一途
四葉 明るくて元気で運動神経抜群
五月 真面目で一生懸命
5人の中で推しを見つける楽しみもある。
最初は邪魔者だった風太郎だが、だんだんと五つ子と距離を縮めていき、なくてはならない存在に。最終的に5人全員が風太郎のことを好きになる、ハーレムラブコメだ。
それぞれのアプローチの仕方も個性がでていて面白い。少しずつ過去のエピソードが出てきて、最終的に誰が風太郎の花嫁になるのか推理しながら見ているが、これが本当にわからない。
風太郎も勉強しかできない鈍い男なのかと思いきや、相手の自分に対する気持ちに気づいたり、気遣いができるところがありなかなかやるなと感心するシーンもいくつかある。
五つ子ならではの変装シーンもあり様々な視点で楽しめる作品だ。