何を食べるか、誰と食べるか。
西島秀俊と内野聖陽のコンビで実写化もされたベストセラー漫画です。
弁護士のシロさんと美容師のケンジは同性&同棲カップルです。仕事はバリバリ、見た目もスマート、けれども実は色々気にするシロさん。人当たりはいいけどちょっと頼りなさげな感じ、けれども実はシロさんの心の機微に敏感なケンジ。
そんな2人の日常を支える大切なもの、それが「ごはん」です。
基本的にはシロさんの手作りですが、ケンジが作ることもあれば、外で食べたり友人とパーティーしたりもします。
豪華でかしこまったものではなく、あくまで家で出来るシンプルだけど丁寧な料理が主で、見れば必ず1度は自分で作ってみたくなるはずです。
お互い忙しく、すれ違いの生活になることもあるけれど、シロさんとケンジを繋ぎとめてくれるのはいつも温かいごはんです。一緒に食事をしているときならちょっと言いにくいことも言えるし、嬉しいことはもっと嬉しく、楽しいことはもっと楽しくなる。
あなたが料理をする側ならば「この料理を見たらあの人はどんな顔をするだろうか?」、あなたが料理を食べる側ならば「ドアを開けたらあの人はどんな料理を並べてくれているだろうか?」。最近そんなワクワクする気持ちが薄れてきたな、と感じていたら、ぜひこの作品を読んでみてください。