東京卍リベンジャーズ / 東卍 / 東リベ / Tokyo Revengers / Tokyo卍Revengers / 東京リベンジャーズ

東京卍リベンジャーズ / 東卍 / 東リベ / Tokyo Revengers / Tokyo卍Revengers / 東京リベンジャーズ

『東京卍リベンジャーズ』とは、和久井健によるSF・アクションを織り交ぜた異色のヤンキー漫画。主人公の花垣武道がかつての恋人を死から救うべく、暴走族「東京卍會」の総長を目指して2017年と2005年の二つの世界をタイムリープする。東京卍會の魅力的なキャラクターたちの熱い熱い友情や、敵対するチーム相手に繰り広げるバトルシーンが見どころである。連載から徐々に人気を集め、アニメ化・実写映画化もされた。「東卍」や「東リベ」の愛称で親しまれている。

chicanomexicoのレビュー・評価・感想

東京卍リベンジャーズ / 東卍 / 東リベ / Tokyo Revengers / Tokyo卍Revengers / 東京リベンジャーズ
9

漫画を読んでいなくても最高に楽しめる映画作品

大人気コミックの映画化作品。漫画の実写化は批判されたり、豪華キャスト頼みだったりするものが多い中、若手人気俳優の中でも実力者たちが揃っており、彼らの集大成と呼べる大作だ。それを実現したのが、実写化作品に定評のある英勉である。

本作は、バンドDISH//のボーカルにとどまらず、俳優としても活躍している北村匠海が演じる主人公の花垣武道(はながき たけみち)が、ある日ニュースで人生で唯一の彼女であった橘日向(たちばな ひなた)とその弟である直人(なおと)が死亡したことを知るところから始まる。
何をしてもそのニュースが頭から離れない武道は、地下鉄のホームで突然何者かに背中を押されホームに転落。迫りくる電車に轢き殺されそうになった瞬間、武道は10年前にタイムリープするのだ。武道は「自分は走馬灯を見ているんだ」と久々に会う同級生や当時の彼女・日向との再会を楽しむが、日向の弟・直人との握手で現代に戻る。そこで直人に、当時武道を奴隷にしていたキヨマサが属しているグループ「東京卍會」のトップ佐野万次郎と対峙しているグループに属した稀咲鉄太が出会わなければ、日向が死ぬという運命が変えられるかもしれない事を知らされる。
直人との握手がタイムリープの鍵だと分かった武道は、過去に何度もタイムリープし運命を変えようと奔走。その中で、現代を生きる無気力な自分にも打ち勝ち、これまでのダメな人生を変えようと壮大な「リベンジ」に挑んでいく。
果たして武道のリベンジは成功するのか。物語に引き込まれてしまう作品である。