Enter the Gungeon / エンター・ザ・ガンジョン

Konta16g8のレビュー・評価・感想

Enter the Gungeon / エンター・ザ・ガンジョン
9

シビアな難易度の見下ろし型ローグライクアクション

毎回構成されるダンジョンとアイテム、武器がランダムであり、フロアを1つずつ攻略し全階層の攻略を目指す。ゲームの名前にも含まれる通りこのゲームには近接武器がほとんど登場せず、銃が主体となっている。しかしその銃の種類やアイテムの種類が多く、そのアイテムも特定の組み合わせの所持で性能が変化、上昇するシステム、通称シナジーが存在するためプレイを重ねることでよりゲームの深みにはまっていく。

最初は銃の知識を得るまでのプレイのハードルが高いゲームであることや、武器やアイテムに関してのデータがほとんどないため自分がプレイして確かめるか、公式のWikiを見る必要がある。さらに組み合わせに必要なアイテムが分かっていたとしても、結局はプレイ中に引き当てる運に左右されるところもこのゲームのシビアな難易度につながっている。
武器やアイテムはあらゆるゲーム、映画、音楽からパロディやオマージュを含んだものが存在し、海外のゲームなので海外向けパロディもあるが、分かりづらい内容を日本人向けに直したものとなっており、それも楽しめる。
またこのゲームはあくまでもアクションシューティングゲームであり、主体はアクションである。敵の行動を覚えそれに合った対処を取る、複数の敵には倒す優先順位をつけ、それぞれに得意な武器を見つける。そのような判断、計算をも楽しめる。
そのほかグラフィックはドット絵だが打った弾の薬きょうまでもが表される細かさ、音楽も場面にあったシリアスな場面では息をのむ音楽とどれもが品質が高いものとなっている。
少し思うところはあれど気が付いたら数時間プレイしている。自身のアクションの腕、銃とアイテムの知識、そして運でクリアしていく良作となっている。