未来日記

未来日記

『未来日記』は、えすのサカエによる漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。『未来日記-ANOTHER:WORLD-』というタイトルでテレビドラマ化もされている。漫画は角川書店の『月刊少年エース』にて、2006年3月号から2011年2月号まで連載されていた。単行本は本編12巻、外伝3巻が発売されている。傍観者であることを望む中学2年生の主人公は、見聞きしたすべてを携帯電話の日記につけていた。しかしある日、まだ経験していないはずの未来のことが日記に書かれるようになる。喜ぶ主人公だったが、「未来日記」を持つ人間は全員で12人おり、未来日記を持つ者で次期時空王の座をかけた殺し合いが行われていることを知るのだった。

mikimelou0のレビュー・評価・感想

未来日記
10

『未来日記』ってどんな漫画?

『未来日記』は、中学生の天野雪輝が自分の携帯電話に付けていた日記が突如「未来日記」に変わり、殺人ゲームに巻き込まれる物語です。
雪輝は、内向的で冷めた性格であり、自分に自信がありませんでした。しかし未来日記を手に入れたことで、自分自身を変えることができると信じ、殺人ゲームに立ち向かいます。

主な登場人物として雪輝をはじめ、彼を盲目的に愛する我妻由乃、そして他に10人の未来日記所有者たちがいます。彼らは最後まで生き残って次代の神となり、自分の願いを叶えるため殺人ゲームに参加します。
彼らはそれぞれの未来日記の内容を見て行動することで未来を変えることができますが、相手もまた行動を変えるため刻一刻と未来が変化し、先の読めない展開に毎回引き込まれます。
雪輝のことを愛している由乃は基本的に可愛らしい描写が多いですが、いわゆるヤンデレであり、ふとした事で狂気的な行動を取ることもあるのでその意味でもスリル満点です。
なぜ由乃が「壊れて」しまったのか……最後まで読めば本当の愛の意味が分かるかもしれません。

ストーリーや構成が綿密に練られており、キャラクターたちの心理描写も細かく描写されている為、一度読みだすと続きが気になって止まらないほど非常に面白い作品になっています。