ジョンとジョージがやめた理由
「ザ・ビートルズ」といえば、ポール・マッカートニーによる有名曲の数々。「ヘイ・ジュード」「レット・イット・ビー」「イエスタディ」などがある。ジョンレノンの曲で何が有名かはあまり語られていないが、「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」のメロディをテレビで聴いた後にビートルズを聴けば、「えっ、この曲ジョン・レノン」となることうけあいだ。
また若い方でも「ヘルター・スケルター」を知っている方がいる。
イエロー・マジック・オーケストラのカバーで有名な「デイ・トリッパー」の「彼女は昼間からラリ、ラリってる」という歌詞。
「ハッピネス・イズ・ア・ウォームガン」の「幸せとは麻薬が入っている、はい、そうです。注射器」という歌詞。
ジョン・レノンは問題曲を作っている事でも有名だ。
解散した後も、ジョン・レノンは「プラスティック・オノ・バンド」として活躍しており、そのバンドにはリンゴスターも参加した。
他のメンバーもソロ活動で活躍し、ジョージ・ハリソンはエリック・クラプトンを伴って来日している。
ビートルズは、ビートルズが始まってから今に至るまで魅力に溢れている。
ここまで、良いことを並べてみた。それは建前であって、結局ビートルズは何で解散したのか。
それはポール・マッカートニーがお金を独り占めしたからである。
15年前の『ヤングギター』という雑誌に、ビートルズ解散2か月前のジョン・レノンとオノ・ヨーコのインタビューが載っていた。それによると、ジョンは「俺はアップルレコードが搾取して、ビートルズの利益をほとんど持って行ってしまうことにイラっときているんだ」と述べている。記者が「アップルレコードの社長はポール・マッカートニーですよね。じゃあポールマッカートニーにイラッと来ているんですね」と問いかけると、ジョンは「いや、アップルレコードにだよ」と答えていた。
ポール・マッカートニーは10年以上苦楽をともにしてきた仲間であるし、ジョン・レノンも大人になってしまったから、直接「ポールのせい」と言いづらいのであろう。でも、結局、ポールのせいでしょと思う。
あのままビートルズが続いていた場合は、「ソロ活動のような曲作りが許されたであろうか」とも思うが、そのまま続いても別に良いじゃないかとも思ってしまう。
ただの行き違いや意見の相違ではなく、お金の問題でやめたというのはどうかとも思ってしまう。