殺人鬼から逃げる夜

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殺人鬼から逃げる夜
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韓国映画「殺人鬼から逃げる夜」はどんな映画?注目ポイントを紹介!

韓国のスリラー映画「殺人鬼から逃げる夜」のあらすじや注目ポイントについて紹介していきます!

主要キャストのギョンミ役はチン・ギジュ、ドシク役はウィ・ハジュン、ギョンミの母親役はキル・ヘヨンが演じています。
聴覚障害を持つギョンミは帰宅途中、血を流して倒れている女性を見つけます。しかし、彼女を発見したことによりギョンミは殺人鬼ドシクの次のターゲットにされてしまいます。耳が聞こえないギョンミは殺人犯の足音も聞こえず、思うように他人とコミュニケーションも取れません。彼女は生き抜くことができるのかという緊迫したストーリー。

ここからは作品の注目ポイントを紹介していきます。
1つ目はギョンミの機転です。
彼女は視覚障害のため耳が聞こえませんが、それを持ち前の賢さと俊敏さで必死にカバーします。思うように他人に頼ることもできないことのもどかしさや無音であることの恐怖に負けず、殺人鬼から逃げ切ることができるのか、目が離せません。

注目ポイント2つ目は、ウィ・ハジュンの演技力。
ホラー映画「コンジアム」や「イカゲーム」出演のウィ・ハジュンはこの映画ではサイコパスな殺人鬼を演じます。どんな手を使ってでもターゲットを殺そうとするドシクは第一発見者を装ったり、時にはスーツ姿の好青年になりすましたりします。特に彼の表情に注目してほしいです。

注目ポイント3つ目は、映画に込められたメッセージです。
この映画からは、障がい者に対する世間の対応のリアルが感じられるでしょう。全ての人が冷たいわけではなく、親身になって理解しようとする人もいれば聞く耳を持たない人もいるということが、作品に反映されているのです。また、人を見た目やその場の印象だけで決めつける傾向にあることも実感できるでしょう。いわゆる風刺的な要素も兼ね備えていると感じられます。

この映画を見れば、耳が聞こえない主人公が殺人鬼から逃げるという新感覚なスリルを味わうことができるでしょう。一見する価値はあると思います。まだ見ていない方は是非ご覧になってはいかがでしょうか?