テレビゲームからプロの道へ
F1ドライバーというと、自分自身とスピードとの戦いと言われていますが、その前にコースを熟知しなければいけないようで、昔と比べるとコースの覚え方が変わってきていると言われます。1983年に任天堂からファミコンが発売されて以来ゲームは進化しています。SONYからプレステーション(PS)が1994年に発売されると、「グランツーリスモ」シリーズなどのレースゲームで、鈴鹿などのコースがリアルに再現され当時の子供たちは夢中になりました。
その時代の子供たちの中には、後にF1ドライバーとして君臨しています。
フェルナンド・アロンソ、キミ・ライコネン、ニック・ハイドフェルドなどが有名で、ゲーム影響を強く受けていると言われているそうです。F1ドライバーの中には自ら、「ゲームで鈴鹿の攻略法を覚えた」ともTV中継で発言をしていました。F1ドライバーの中には、2004年から発売されたプレイステーション・ポータブル(PSP)をピットなどに持ち込んで最終のコースイメージトレーニングをするとか。もしも、F1レースを観戦する機会があれば、レース前のピットの様子やドライバーの手元に注意をして見て下さい。誰かがPSPなどを手にしている可能性があります。
F1ドライバーの中には、新しいサーキットコースのシミュレーションなどにゲーム機を利用しているとも言われています。その一例が、2016年のバグーの市街地コースです。このコースのシミュレーションにジョリオン・パーマー(ルノー)はゲームを使用したと言われています。
PS4などは発売当初のPSに比べるとソフトウェアがCDからBDに変わっているので画像の解像度が細かくなり、より実際のコース感覚でゲームが楽しめます。
だからこそ、グランツーリスモシリーズにF1ドライバーも注目しているのでしょう。