学園ベビーシッターズ / School Babysitters

学園ベビーシッターズ / School Babysitters

『学園ベビーシッターズ』とは、「時計野はり」による漫画、および漫画を原作としたアニメ作品。主人公の鹿島竜一と、その幼い弟の鹿島虎太郎は、飛行機事故で両親を亡くしてしまう。二人を引き取ったのは森ノ宮学園の理事長「森ノ宮羊子」で、竜一は羊子の言いつけによって、学校に通いながら森ノ宮の教師の子供を預かった保育ルームでベビーシッターをすることになった。子供の成長をあたたかく見守り、思春期の青春を感じることができるハートフルストーリーである。

li_sak4のレビュー・評価・感想

学園ベビーシッターズ / School Babysitters
10

癒されるし泣ける

事故で親を亡くした兄弟が学園のベビーシッター部に入って日常を送るお話です。
両親を飛行機事故で亡くした歳の離れた兄弟は、同じく飛行機事故で息子夫婦を亡くされたある学校の学園長に引き取ってもらう代わりに中高一貫校のベビーシッター部に入部することになります。
兄竜一は両親が忙しかった時も弟虎太郎の面倒を見ていたため、他の子の面倒を見るのには慣れていましたが、何人もいる為、虎太郎が絵本を持ってきても見ることができず虎太郎は隅で静かに読んでいました。
しばらくして他の子達の家族が迎えにきて竜一達も帰り支度をし、虎太郎に声をかけましたが様子がおかしく、みてみると高熱を出していました。弟の鷹を迎えにきていた兄の隼に近くの病院へ連れて行ってもらい虎太郎が医者に診てもらうと環境の変化によるストレスとのこと。
両親にそのことを報告しようとしますが、会えないということをここで実感し、竜一は泣き崩れてしまいます。ようやく涙を流したかと、学園長は竜一の頭を撫でました。その後虎太郎くんが急に泣き出してしまったと看護師が抱えていた虎太郎を竜一に渡し、2人はようやく両親が亡くなったこと、そして2人でなんとかするのではなく、周りの人が手を差し伸べてくれるということをやっと理解したのでした。
この漫画はアニメ化もしており、とても可愛らしく癒されると同時に、涙する場面もあるので一石二鳥と言ってもいいでしょう。