STEINS;GATE / シュタインズ・ゲート / シュタゲ

STEINS;GATE / シュタインズ・ゲート / シュタゲ

『STEINS;GATE』とは、5pb.(現MAGES.)の同人ゲーム作品およびそれを基にしたアニメ作品である。アニメ放送時期は2011年の4月から9月。第15回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品アニメーション部門/長編に選ばれた。大学の友人と日々おかしなマシンを開発していた岡部倫太郎は、偶然タイムマシンを開発する。だが、倫太郎はタイムマシンで過去を改変したことにより、様々な問題に直面してしまう。

4-desiのレビュー・評価・感想

STEINS;GATE / シュタインズ・ゲート / シュタゲ
10

神がかった練度のシナリオと絶妙なタイミングで訪れる伏線回収

STEINS;GATEは多数の名ゲームを生み続けた5pb.(のちの株式会社MAGES)が2009年に発売したSFゲームです。
2011年にアニメ化され最高傑作とも呼ばれたその壮大な物語は、記憶を消してもう一度見たいとまで言われ視聴者を虜にしました。

偶然タイムマシンを作ってしまった主人公らがいつの間にか科学組織の陰謀に巻き込まれ、それによって死ぬ運命にあった仲間を救うため時間移動を繰り返し奮闘する物語。

初めて見る主人公に開いた口が塞がらず凄まじい程の共感性羞恥に駆られることと思います。
しかし物語が進むにつれ、いつの間にかそれを求めている自分がいる事に気付くでしょう。

物語に関しては傑作の一言に尽きます。
物語前半では様々な角度から伏線を散りばめ、期待や不安・高揚といった感情を徐々に与えてくれます。
仲間の死をキッカケに怒涛の勢いで伏線を回収しながらも、常にドラマチックな演出を絡め物語を展開していきます。

また、フィクション作品でありながら非常にリアルな設定も大きな魅力の1つでしょう。
科学組織の名然り、作中に出てくるタイムマシンの科学的ロジック然り。
こうした細かなリアルさがより作品への没入感を高めてくれています。

STEINS;GATEを語る上で重要な要素はまだまだあります。
物語の王道的要素や恋愛要素など、後は実際にご自身の目で確かめてみて下さい。