大黒摩季 / Maki Ohguro

大黒摩季 / Maki Ohguro

大黒摩季(おおぐろまき)とは、1992年にデビューした歌手である。小学生の頃から作曲をするほど音楽センスに恵まれ、高校卒業後、上京して下積み時代を過ごす。デビューするや否や快進撃を続けるが、メディア露出を控えていたため「謎のカリスマ歌姫」と呼ばれた。2010年、病気のため活動を休止。

鴉弥のレビュー・評価・感想

大黒摩季 / Maki Ohguro
10

女心そのもの

大黒摩季さんの歌はテンポもいいですが、何より歌詞がとても共感できます。具体的には、どの曲も女心をストレートに表現し、すべてが決してハッピーエンドではなく、怒りや悲しみ、恨みの感情もふんだんにあり、全て女目線からのきれいごとのない表現にとても共感してます。ほとんどが恋愛の歌ですが、心の底から叫びたくなるセリフも歌詞に多く、カラオケでは友達同士で取り合って歌ったりします。テンポのいい強気な女性の曲も多いですが、バラードでは実は女性の弱い部分の歌詞を赤裸々に綴った曲も多く素敵です。男性には共感は難しいかもしれませんが、片思いでも好きな人がいる、または恋愛真っただ中の女性には共感部分がとても多いと思います。大黒摩季さんは、昔からハスキーボイスでとても声量のあるミュージシャンです。声量が歌や歌詞になじみ、どの曲を聴いても飽きません。飽きない理由としては、様々な感情の曲が多いからです。純粋な恋愛の曲もいいですが、闇の部分、負のリアルな感情の歌詞がふんだんに入っているところが面白いです。恋愛は中身もひとそれぞれですが、コアな「わかる!」部分の多い大黒摩季さんの曲は幅広く多くの女性におすすめしたいミュージシャンです。