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音楽を力に戦う少女たち
takt op.(タクトオーパス)は、「音楽」を滅ぼすために人類の殺戮を行う怪物に主人公たちが立ち向かう、という王道のバトルアニメです。作画がMAPPA、MADHOUSEということもあり、戦闘シーンはスピーディで迫力があり、それだけでも観る価値はあると思います。
怪物と戦うのは「ムジカート」と呼ばれる実在のクラシック音楽の力を宿した少女で、主人公はベートーヴェンの「運命」のムジカートを操る指揮者(fateシリーズのマスター、艦これの提督のような立ち位置)です。
このアニメは、クラシック音楽の擬人化がテーマと言っていいでしょう。戦闘シーンでムジカート(クラシック音楽)の曲が流れたり主人公がピアノで弾いたりなど、挿入曲という形でクラシック音楽を聴くことができます。クラシック音楽が好き、もしくは興味があって、バトル系のアニメが好きな人は好きな雰囲気だと思います。
話数は12話(1クール分)ですが、主人公をはじめとした主要キャラクターの成長がしっかり描かれています。しかし、敵サイドの描写は少ないように思いました。ネタバレになりますが、このアニメのラスボスは、ムジカートを統治する組織のトップの人間なのですが、彼についてのバックボーンなどの描かれ方が物足りなく、最期もあっさりに感じました。また、伏線もあまり深くは張られなかったので、観賞するのに頭は使わないという部分は、好き嫌いが分かれそうです。
声優のキャストは豪華なので、声優好きな人にもオススメとなっています。