「恋」の葛藤に共感!Official髭男dismの魅力とは
ボーカルの藤原聡、ギターの小笹大輔、ベースの楢﨑誠、ドラムスの松浦匡希からなる日本の4人組バンド。
恋愛で言うところの「恋」に関する作品が多く、藤原のすっと通る優しい歌声が特徴で、歌いやすい音程の声質から幅広い年代に受け入れられると感じる。
2019年5月15日のシングル「Pretender」では片思いでの恋の葛藤などが描かれ、流れるようなギターとピアノが特徴になっている。この曲ではシンセサイザーを用いての表現が素晴らしく、片思いの情景描写が浮かぶ。
2018年4月11日ファーストシングル「ノーダウト」からみられるリズミカルなピアノは、多くの作品で取り入れられている。「ノーダウト」という曲ではオフィシャルビデオがポップでピアノの旋律がとてもよく合う。
バンドでベースを担当する楢﨑が警察署の嘱託職員として警察音楽隊に所属していたことがあり、イントロの入りで音楽隊のような爽快さが耳に心地よいと感じる人も多くないだろうか。
音楽隊のようなイントロが聞ける有名なところを言えば、「宿命」「Cry Baby」などが挙げられる。
「恋」に関する作品が多いOfficial髭男dismだが、「Cry Baby」は情景描写もさることながら、未成年からなる己の未熟さや不安などを振り払い、闘志を燃やすような成長の曲になっていると思う。歌詞の直接的な情景描写となだらかな歌声が相まってまっすぐで自分を貫き通すような表現が、「自分たちがやりたいと思うことをやる」といったヒゲダンの精神に直結していると考える。