超最強、日本が生んだデスボイス
インディーズ時代~メジャーデビューの時期、こてこての「theヴィジュアル系」ファッションとメイクを身に纏い、あっという間に全国区の人気に。
D≒SIREの幸也プロデュースの「JEALOUS」や「-I'll-」はオリコン初登場7位の記録をたたき出す。これはインディーズ史上の最高記録だった。
両曲とも、幸也らしいメロディアスな曲調に、Vo.京の詩がマッチ。一般の人でも聞きやすい曲になっている。京のデスボイスが一切ない曲でもある。
1998年に、インディーズ史上初日本武道館ワンマンライブを成功。
1999年1月にはX-JAPANのYOSHIKIプロデュースでメジャーデビュー。
メジャーデビューシングルは3枚「アクロの丘」、「残-ZAN-」、「ゆらめき」を同時リリース。また、デビュー直後に出演をした「ミュージックステーション」では、まさかの「残-ZAN-」を披露した。
人形が逆さまにぶら下がった異様な雰囲気(ファンからしたら大変な誉め言葉)で曲が始まり、間奏に入った瞬間、ぶら下がっていたのは人形かと思いきやまさかの本物の人間で(それまで静かにぶら下がっていたのだが、突如としてうねうねと動き出した)、そこでDIR EN GREYの世界観の爆発。
当時、テレビ局に苦情が殺到したとのこと。クレヨンしんちゃんの後の番組であった為、ちびっ子が多数観ており、恐怖におののいて泣いたらしいという話はファンの間では有名。
その後、「残-ZAN-」と4枚目シングル「Cage」のMVが共に放送自粛となる。
当時のファンは、その「放送自粛」がDIR EN GREYらしくて誇らしかった。
これがDIR EN GREYが世界に羽ばたく前のインディーズ~デビュー時の話だ。